ハニーベイクド・ハム®の歴史

創業者ハリー・ジョン・ハンセラーがミシガン州で始めた小さな「ハニーベイクド・ハム®カンパニー」。その誕生は半世紀以上も前のこと。それは、伝統の始まりでもありました。

最高品質の豚の骨付きモモ肉を、漬込みから燻製まで独自のプロセスを開発して本格ハムに仕上げたのは創業者ハリー。ウッドチップの配合、燻製にかける時間など、試行錯誤を繰り返し、ついに肉の柔らかさと旨味を最大限に引き出すことに成功しました。

さらにハリーは、ハムの表面を甘くて香ばしいカリカリのコーティングで包むことを考案。今日、”ハニーベイクド®・グレーズ”と呼ばれる独自のグレーズレシピを生みだします。

ハリーの情熱は、ハムの味だけにとどまりませんでした。「食卓に最高の状態で出されるためにもっとできることはないだろうか。」そう考えたハリーが考案して特許まで取得したのは、”スパイラルスライス”という独自のスライス技術。これによってハムを傷つけることなく骨から切り離すことができるようになり、しっとりとした肉質が食べる直前まで保たれることになったのです。見た目の美しさにもこだわったこのスライス加工は、手間や技術を一切必要とせずに豪華な骨付きハムをそのまま食卓にのせることができる、とたちまち評判を呼ぶこととなります。

以来ハニーベイクド・ハム®は、情熱的な創業者ハリーの娘たち、孫たちへと引き継がれ、“アメリカで最も愛されているハム”として現在に至るまで、その秘伝の味と技術を守り続けています。

これは、ハニーベイクド・ハム®がいかにして日本へやってきたか、のお話です。

第一章 ポール・クラフトと日本

ポールが大学の研修旅行で初めて日本を訪れたのは 、1991年。 この時に日本にすっかり魅せられたポールは、大学卒業後に再び来日し日本で仕事に就くことになります。その後アメリカでの大学院入学、日本での経営修士課程の終了と、母国と日本を行き来する生活を続けた後に、ポールはアメリカでシュワンズフードカンパニーという全米最大の冷凍食品会社のマーケティングの職に就きます。

ポールにとってこの時から、人と人とのコミュニケーションに欠かせない“飲食”の分野はとても大事なテーマとなります。 またそれと同時に、アメリカにいても常に日本への想いは消えませんでした。10年間の在職中にも、ポールはシュワンズブランドの市場調査などで縁のある日本を訪れ、折に触れて人の絆や縁を大切にする日本の素晴らしさを、改めて実感していました。

そんな折、ポールに訪れたのは米国スターバックス本社からのスカウトで、 コンシューマーパッケージ商品を日本で展開していく総責任者という役職のオファー。“飲食”という分野、しかも大好きな日本で働けることに大きな魅力を感じたポールは、日本人の妻と二人の子供たちと共に日本に移り住みます。それは、2008年のことでした。

第二章 玉井氏との出会い

玉井信光氏と彼のビジネスパートナーは、在籍していたオリックス株式会社から独立、ストラクチャードファイナンスを専門とする金融サービスの提供を目的に、フィンテックグローバル株式会社を設立しました。

90年代、玉井氏はそのビジネスパートナーとカリフォルニア出張に行き、偶然ハニーベイクド・ハム®と出会います。二人はそのジューシーさ、豊潤な味わい、甘くて香ばしいグレイズにほどなく魅了され、滞在中ハニーベイクド・ハム®を毎日のように食べます。日本人が一般的に食べるハムとは全く違うアメリカの本格ハム。二人の日本人はこの時、いつかこのハムを日本にいつか上陸させたい、と強く思うのでした。しかし残念ながら、玉井氏のビジネスパートナーはその夢が実現する前に他界されてしまいます。

そんな中、2008年から日本に家族で移住していたポール・クラフトは、それぞれの息子たちが同じ幼稚園に通っていたことから、玉井氏と出会います。いつしかこの父親同士は仕事のことやプライベートのことまで話す間柄となり、ある時何げなく、玉井氏はポールにアメリカで出会ったハニーベイクド・ハム®のことを話します。ポールはこの偶然に驚きました。それというのも、ポールの義理の弟が過去にハニーベイクド・ハム®で働いていたこともあり、ポールにとってはそれはとても身近なブランド。彼もまたハニーベイクド・ハム®は日本でもきっと喜ばれる商品だろうと感じていたからです。

以来、ハニーベイクド・ハム®を日本に上陸させることは二人の夢となり、その夢が実現するかどうかの可能性を探る調査が始まります。ハニーベイクド・ハム®に熱い想いをよせてきたアメリカ人と日本人。その二人の不思議な縁が、今新しい可能性に向かって歩きだしました。

第三章 夢から現実へ

度重なる調査を重ねた後、ようやく米国のハニーベイクド・ハム®本社CEOのチャック・ベンゴチャ氏へのコンタクトが始まります。2011年12月のことでした。 ハニーベイクド・ハム®はそれまで一度も海外に進出したことはなく、日本からの突然のコンタクトに米国本社は当初戸惑った様子でした。しかし何回も電話でやり取りをし、ハニーベイクド・ハム®への熱い想いと日本という市場の可能性を丁寧に伝えていくうちに少しずつ信頼を得るようになります。 そして2012年2月半ば、ポール、そして玉井氏と彼が代表取締役を務めるフィンテックグローバル株式会社のチームが米国本社を訪れて面会。 ポールはこの時に、スターバックスでの役職を離れてこのチャンスに集中することを決心しました。

それから約15ヶ月の間は、契約のためのを話し合いを重ねながら、ポール自身が何度も米国本社のあるアトランタへ足を運んで、企業理念や会社の方針を学んでいきます。そして同年11月、ハニーベイクド・ハム®の経営陣が東京へ視察のために来日。日本の洗練された食文化に驚き、彼らもまた日本での成功を確信することとなります。

2013年3月、ポールはハニーベイクド・ハム®がどのように作られているか、そして品質管理がどう行われているかを自分の目で確かめるために、アトランタでの一ヶ月の研修に赴きます。日本の消費者のための入念な現地視察はポールが特に重要視したものだったからです。この期間は、ちょうど復活祭の前のカーニバルで大変な賑わいのアトランタ。ポールは、ハニーベイクド・ハム®の店舗で実際に働いてみるなどもして、“米国で最も愛される本格ハム”がもたらす世界観も改めて体感します。

そして日本に戻り、『ハニーベイクド®』という商標が獲得され、同年6月にはついに契約が最終締結となりました。こうして今新たに、日本でも愛されるハニーベイクド・ハム®としてのページがめくられることとなったのです。

お問い合わせ:contact@honeybaked.co.jp

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